離婚を考えている人へ
離婚後を考えて
離婚するときは、結婚期間中に購入した不動産や自動車、家具を処分したり、こどもの親権や監護権、年金分割や慰謝料の有無、等々・・・数多くの事について、今後の人生の“決断”をしなければなりません。
ところが、離婚届には、これらの重要な事項を記載する欄はありません。親権 者以外、何も決めなくても離婚はできるのです。
一時的な感情で「一刻も早く、とにかく別れたい」と離婚に踏み切った後、様々な問題が顕在化して新たな紛争に発展してしまうという方もめずらしくありません。
離婚届には記載する欄の無い項目について、離婚成立までにしっかりと取り決めをしておく事が、離婚後の人生を左右すると言っても過言ではないのです。
そもそも、離婚を何度も経験する人は多くはありません。
「何から手をつけたら良いのか?」「どうしたら良いのか?」と途方に暮れるのも仕方のないことです。例えば、夫婦間にこどもがいる場合には「親権」や「養育費」など、将来の長期に渡っての金銭問題も絡みます。
離婚後、養育費の支払いを巡る紛争を回避する為の準備は大切です。
離婚後のリスク回避のために、専門家の知識と経験をお役立てください。
自分で決める
冷たいようですが・・・離婚に悩んでいる方の背中は押しません。自分の人生は、自分で決断するものです。誰かに背中を押して貰ったのでは、きっと後悔します。
ご要望に応じて、コンサルタントや心理カウンセラーをご紹介させていただく場合がございます。
情報収集は、程々に
一般的な書籍では、不特定多数を読者と想定しているため、どうしてもあたりさわりのない内容になってしまわざるを得ません。
この為、「購入した本にはこう書いてあったのだけど、結局、私の場合はどうなの?」と、かえって不安を抱いてしまう方もいます。
書籍をいくつも読破することやインターネットで情報収集することは大切なことですが、それ以上に、正しい情報とそうでないものを適切に見分ける目と、使い時を誤らない経験が重要です。
情報だけ抱え込んでも、それだけでは判断を誤りかねません。
当事務所なら、対面相談ならではの安心感が得られますし、ご相談者様の個別具体的事情に沿ったピンポイント解説が可能です。どうぞ、専門家の知見をご活用下さい。
相談相手との相性
離婚相談は、複雑でデリケートなもの。ですから、あなたの悩みを聞き、一緒に考え、ベストを尽くしてくれる相談相手でなければ、信頼できませんよね?
1日や2日の相談で、離婚成立には至りません。
従って、相談をする相手方は「この人で大丈夫と思えるか?」「この人になら、色々と話せるか?」など、相談する相手方との相性も大切なポイントです。
「この人とは合わないなぁ」と感じたら、遠慮せずに別の専門家に依頼しましょう。離婚で気持ちが一杯一杯な時に、相談相手にまで遠慮していては、体が持たないからです。
誰に相談すべきか迷ったときは、契約前に初回相談を実施している事務所にて、お試し相談を受けてみることをお勧めします。
直接会って話してみるのが、一番の近道です。
スピードが命
人の気持ちは簡単に変わります。重大な選択を目の前にしたら、尚更でしょう。
一端は合意した後でも、「やっぱり~」「友達に相談したら~」などと言われ、合意に至ったはずの約束が反故にされることは良くあることです。
そうしているうちに、言った・言わないの水かけ論から「顔も見たくない」、「口もききたくない」と感情論へ発展し、離婚の話合いが進まなくなってしまうのです。
離婚の決意が固まったら、泥仕合を避けるためにも、“スピードが命“です。